「じゃあさー…空汰も一緒に住む?」
「え?」
「俺と叶愛が心配なんだろ?」
「…うん」
あ、凍弥が笑うと嫌な気しかしない。
怖いなぁ…こいつ。
「俺、夜な夜な知らない女に追いかけられて家に帰ってこれないときがあるんだけど…たまに大家に嘘ついて俺の部屋に入って物色する女がいるんだよ」
「「えー…」」
こいつ大丈夫かよ。
そんな女がいる時点で危ないだろう。
「だから、空汰がいてくれた方が安心は安心なんだけど」
「…ん」
叶愛と一緒に住め…?
心臓持たないよ…。
「お兄ちゃん、ママには上手く行っとくよ」
「うんー…どうしよう」

