「俺、もう寝るから」 「うん…おやすみ」 彼がスウェットを引っ張りだして着替え始める。 「洗濯物」 「あ、うん」 Yシャツを受け取る。 「下、脱ぐよ?」 「あ…ごめん。出てくね」 「別に俺はいいんだけど、叶愛…そういうの気にするだろ」 少し笑ってそう言う彼の気遣いに笑みを浮かべながら部屋を出た。 シャツを洗濯機の中に入れて、夕食を食べる。 23時まで待ってみたけど、食べてきちゃったんだもん。 仕方ないよね。