朝、起きてリビングに行くと起きてコーヒーを飲んでいる大和が目に入る。



「大和…おはよう」

「ん、おはよ」





 さっきからこっちをちらちら見てる大和。






 …言いたいことは分かってる。






 だけど、どこか不安そうに少し焦りながら時計を気にして見てる。





 そんな大和を放っておけなくて。





「大和、どうかしたの?」





 自分が傷つくのは分かってるのに、声をかけてしまう。






 もう大和に対する自分の気持ちまでも曖昧になりそうで怖い。






「あ、今日さ…ちょっと仕事の関係で帰れそうにない」

「うん、わかった。頑張ってね!」





 どんな仕事だったとしても、笑顔で見送れば大和は困らないでしょう?