「あれ、肩…凝ってる?」
「え?」
触れてもないのに、首をかしげながら私を椅子に座らせる。
「あー…やっぱり♪」
空汰君が肩を揉んでくれる。
…うわ、すっごい気持ちいい。
「空汰―、女子にそんな事すんなよ、しかも叶愛ちゃん」
後藤君が空汰君の頭を軽くたたくのが見えた。
「なんだよー…叶愛、俺がやるの嫌?」
「ううん、嫌じゃないよ。すっごい気持ちいい」
「ほら!」
大きな声で空汰君が嬉しそうに笑う。
可愛いなぁ~…。
「いつの間に呼び捨てなんだよ!」
「俺と叶愛仲いいもん」
「それ、叶愛ちゃんにはいい女友達♥みたいな?」
周りが大爆笑。
空汰君も楽しそう。

