んで、今日は俺と叶愛の結婚式。





「兄妹同士で結婚とか、笑えるよな」

「お互いタイプが似てるんだよ」





 俺は叶愛のあの優しい笑顔、寂しがり屋なのに強がりなとこ。





 全部全部愛してる。






 凍弥が風花のどこを好きになったとか正直聞きたくないけど。






「新郎、そろそろご準備を」





 ドアの向こうから声が聞こえて、少し胸が高鳴る。






「叶愛に会いに行くんだろ?」

「うん」

「結婚おめでとう」





 珍しい笑顔を見せた凍弥の指には光る結婚指輪。






 俺らもこうなるんだ。