可愛い系男子





「えへへー…くうだー」




 ぎゅっと腕を絡めて俺の胸に顔を摺り寄せてくる叶愛。







 良かった、笑ってる。





「大好き!」





 一瞬上を向いた叶愛はそう言ってまた顔を埋めた。







 …俺を殺したいのか。






 ぎゅぅっと締め付けられる間隔に陥る。






「マジ離さないから…」





 俺、本気だよ?





 叶愛のためなら何だってやるよ。





 俺、叶愛だけいれば本気で十分なんだ。






 飯…何杯でもいけるよ。