可愛い系男子



「も、早く行って///」



 恥ずかしそうな叶愛に手を振って、病室を出る。





 俺そうとう叶愛に惚れちゃってるみたいで。






「空汰、ニヤ付き過ぎ」

「え、そんなことないから」

「どの口が言うんだよ」





 みたいなことを、凍弥と隼人と風花と咲に言われた。





「残念だな、叶愛ちゃんに来てもらえなくて」

「俺と叶愛、テレパシー出来るから」

「黙れ」




 隼人にウザい視線を送られて、試合の準備を進める。





 相手は最初っから強豪チームと当たってしまったけど、俺らの学校も結構有名なチーム。




 チームワークもいいし、俺がキャプテンだし?





 勝てない相手ではない。





 叶愛さえいれば俺は無敵!!





 なんて、バカなんだろうな…俺。