可愛い系男子




「叶愛、マジ好きー♪」

「うん!」





 そんなことを言いながら、何度もキスをしていると低い声が聞こえた。







「俺、いつまで遠慮して外で待ってればいいの―」

「凍弥!」

「いたの!?」





 じーっとこっちを見ていた大きな目が部屋に入ってきた。





 着替えが入ってるであろう鞄を床に置くと、こっちに来る。






「リア充め」

「羨ましいだろー」

「…ウザい」




 そう冷めた声で言うと、椅子に座った。





「あ、そうだ。叶愛を刺した奴、捕まった」

「「え」」

「俺のストーカーだし、見当はついてたから」






 行動早いな。