「あ、ごめんな?」





 力を抜いて優しく抱き寄せる。





 外は明るい。






「空汰君、学校行かなくていいの?」

「いいよ。放課後練習だけ行ってくるけど」






 そんないつも通りの会話も出来て。






「叶愛、マジで心配したから」

「うん」

「もうどこにも1人で行かせられない」

「うん」

「叶愛は俺の!」

「え、あー…うん」