可愛い系男子



「あー…なんか校門の前に友達来てたみたい」

「え……」

「ついさっき出てったよ」





 そう聞いた俺の顔はたぶん真っ青。




 他校の奴で来る確率があるのは、凍弥とあの女。






 でも凍弥はこんな暑い中、わざわざ来るはずがない。





 今は携帯という便利な機器があるんだ。







 教室を飛び出して校門に急ぐ。






 何もされてないよな!?




 きっと大丈夫だ……。