ベッドに横にならせると小さいものでブランケットにくるっと丸まった。
「くう…まだ寝ないの…?」
「うん、お風呂入ってないしね」
「早く入って来て…1人ヤダ」
半分目を閉じながらも小さな声で言う叶愛。
抱きしめたいぃぃぃ!!
「待ってて、3分で入ってくる!!」
「えへへー…」
俺は急いで寝室から出て、風呂に駆け込む。
着替えなんかあとで良くて、急いでシャワーを浴びて体と頭を洗う。
ドライヤーは時間ないしとか思って必死にタオルで拭き取った。
「早…ッ」
「ベッド借りる!」
「えぇぇ…俺、またソファかよ」
「おやすみー」
一瞬も無駄な動きなかったな、俺。
寝室に戻ると起き上がって頭をカクンカクンとさせている叶愛が小さく縮こまっている。

