凍弥がぴしゃりと言葉を投げつけた。 「だって…」 「早くやれ」 「じゃあ話しかけないで! 集中してるの!!」 集中って(笑) いつまで経っても少しずつしか消毒をしない叶愛。 「叶愛、貸して。俺がやったげる」 「空汰君ー」 叶愛から消毒絵を受け取って新しく出した脱脂綿を湿らせる。 「痛くない?」 「痛くなーい!! うまいね、空汰君」 本当に痛くないみたいでニコニコと笑う。 可愛いなぁー…。