「うわ」 「え…? えぇ?」 ニンジンなんか簡単に飛び越してまな板に包丁が突き刺さった。 ニンジンが包丁に刺さって浮いている。 「これ、やり方合っ「違う」ってないねー(汗)」 やべぇー…。 叶愛の目が怖い。 「んもうッ!」 「ごめん」 「こうやるのー」 怖かった目がクスッと笑って包丁を俺に握らせる。 その上から叶愛の白くて綺麗な手が重なる。 「ん、抜けないッ」 「これは俺が抜くよ」 叶愛の手を外してからもう一度叶愛にお願いする。 縦に刺さっていた包丁。 横にして使うのか。