可愛い系男子




「叶愛…」




 私のいるベッドに座った空汰君は私を引き寄せた。





 すごく、温かい。






 静かな寝室の雰囲気も



 空汰君のぬくもりも



 抱きしめる力も





 全てが私を守ってくれてる。







「無理して笑わなくていいよ」





 なんでバレるのか分からない。





「怖かったんでしょ?」





 背中を摩られただけなのに溢れ出てくる涙が止まらない。







「く、空汰くッ…」

「ん…」