可愛い系男子




「服、ぼろぼろじゃん」

「ひでぇな」




 せっかく綺麗にメイクまでして、可愛い服を着ていた叶愛。




 スカートも破れてしまっている。





「着替え持ってくるって……叶愛の着替えどこだよ」

「しらね」

「俺の服でいいか」




 俺は自分の荷物から適当に服を引っ張りだしてきて、凍弥に着替えを頼んだ。







 俺と先生はリビングで待つ。





「…お前ら、どういう関係?」

「え? あー…凍弥は叶愛の双子の弟で俺と叶愛は…謎」

「恋人じゃないのか?」

「違う。俺が好きなだけ」






 つか何先生に言ってんの俺。



「一緒に住んでんの?」

「はい」

「へぇー♪ ホントは高校生とか先生的にあれなんだけどな」