「相変わらず叶愛は不動の人気ね」 「へ?」 スカートを拭いてたから聞いてなかった。 何でもないよ、という咲。 「男子―! 駄目よ、叶愛には立派な彼氏がいるんだから!!」 「「「えー!!??」」」 席を立ちあがって野山君たちのところに行き、咲はそう言う。 な、わざわざ言わなくても!!(笑) 「なんて奴なの?」 「お、空汰が珍しく女関係に食いついたぞ!」 「うるさいなぁ!」 ぷくっとほっぺを膨らます野山君。 「叶愛、こっちおいでよ~」 「う、うん…」