「えぇぇー…」 「どんだけ天海の事好きなんだよ(笑)」 「そうじゃなくて…いや、そうだけど。だけどだけど…えぇぇぇー!?」 「うるさい」 何時に帰った!? いつ帰った!? 誰と!? 今どこだよ!! 「俺、帰るから」 「まぁ待て待て。たまには飯でも奢ってやるよ。語ろうじゃないか」 「叶愛待ってるから!」 「だから帰ったって」 マジで勘弁―。 どこからそんな力が出てくるのか、もうおっさんなのに俺の腕を引っ張って車に乗せようとする。