僕の彼女らしき人が僕に言う
「5分遅刻。わたしは5分前にはあなたに居てほしかった気分だったの。」
鋭い目つきで不機嫌そうにベッドに転がりながら言う

こんな時に不謹慎だけど、彼女はとても綺麗だ。でも、性格は最悪らしい。まぁ、僕的には可愛いと思うけど…

「ねぇ聞いてるの!?わたしをもっと不機嫌にする気?」
彼女はベッドから立ち上がって僕を睨んでから椅子に座った。
「違うよ。遅れたことはほんとごめん。だけどこっちにも都合ってもんがあるし…君は、わがままだよ」
僕は弁解しながら彼女に負けじと男らしさを出そうとした。

「言い訳なんて聞きたくない。わたしの言うこと聞いてくれない人は嫌いなの」
机の上のPCから手を離して振り返ってそう言った彼女は、今度は椅子から立ち上がって僕の方に向かってきた。
「…でもあなたはわたしの言うこと聞いてくれるよね?」
そう言いながら彼女は僕の頬に手を当ててキスしてきた。
「聞くけど…んっ。…僕の質問にも応えてくれるかな?」
とたんに彼女はキスを止めて僕をみた。僕は頼むよって肩をすぼめてみた

「まぁ…ひとつだけなら」よかった彼女は気分がいいみたいだ。
「僕と君の関係って?」
「こういう事じゃない?」彼女はそう言ってまたキスをしてきた。でも今度は深いヤツ。
「それは……セフレってこと?」
僕は毎回彼女のペースに乗せられる。
「んっ。違う。」
彼女は僕をベッドに押し倒した。
「じゃあ、これは?」
彼女は僕の上に乗っかってきた。
「あなたはわたしを好きでしょう?」
今度は僕のシャツのボタンを外していく。

ふと、彼女の手が止まる。彼女と目が合う。くりくりしていて本当に可愛い。こんな子がこんな性格で僕の上に乗っかってる。普通に考えておかしい。
彼女は首を傾げて僕の唇に人差し指を置いて言った。
「質問はひとつでしょ」
そして髪を耳に掛けて言った。


「早くわたしを抱きにきて」