それでも大好きなんです




「次はー…お化け屋敷行こっ!」



え?お化け屋敷?
私めっちゃ苦手なのに…



「ほら!夏希行くよ!」



莉子に無理矢理、お化け屋敷まで連れていかれた。



「じゃあ、最初に夏希たち行って!」



莉子は私たちを押して、私たちはお化け屋敷に入った。


やだ…こわいよ。


私は優樹の服を掴んだ。



「夏希ちゃん怖いの?」



「…私こうゆうの苦手で」



「そっか。もっとくっついてもいいよ!お化けが出ても俺が守るから!」



私は優樹の腕にしがみついた。

進んでいくと脇からお化けがでたり、後ろから追いかけてきたり、腕を捕まれたり…


でもそのたびに優樹が助けてくれた。