「あーもう!全然取れない〜」 「ちょっと貸せ」 拓哉は100円を入れて、慣れた手つきでクレーンを動かしていく。 「…ん。」 拓哉は取れたネックレスを私にくれた。 「ありがとう!」 「……おう」 拓哉はずるい。 無視ばっかりされて私のこと嫌いなのかなって思うと、急に優しくなる。 もっともっと拓哉が好きになっていく。