それでも大好きなんです




「…うん」



「泣くなって」



拓哉は私の頭を撫でた。



「結婚してください」



「はい」



「泣きすぎだって」



「嬉しくて」



「早く結婚しよ?」



「でも大学が…」



「学生結婚もありだろ?」



「うん」



私こんな幸せでいいのかな?


すごく嬉しくて堪らなかった。



「なぁ、夏希」



「ん?」



「一緒に住もう?もし夏希とお腹の子になんかあったら、俺嫌だし」



「…でも」



「金のことなら心配するな。俺が何とかするから」



「うん!拓哉大好きー!」





     -END-