「あの2人何やってるんだろうね?」 「興味ない」 「キスとかしてたりしてー」 わざとそんな話をして、俺の顔色を伺ってくる。 「付き合ってるんだから別にいいだろ」 「拓哉ー」 「………」 「私たちもしよっか?」 「いやだ」 「いいじゃん」 そう言って迫ってくる莉子。 「やだ」 そう言って、窓の外を見た。 すると、あいつらがキスしてんのが見えた。