――――――……… また人気のない体育館は、昨日の熱気とは大違いで 静寂に包まれていた。 『ここに居るのかな…?』 ―――…―…―…ダン、ダン すると、床にボールが跳ねるような音が聞こえて来た。 り…陸だ…! そこには、紛れも無く 私の彼氏…陸が練習をしていた。 シュートやドリブルを 繰り返して練習してる…。 やっぱり、バスケする陸の姿はいつ見てもかっこよかった。