ドS王子様にご用心。



――――………


学校行くとまた人が
あまり居ない学校は
薄暗くどこか不気味だった。


『まずは…教室かな…、』



私は、自分のクラスに
鞄を置いて陸のクラスに向かった。



陸…来てるかな…。



――………………



だけど、陸のクラスに
陸の姿はなかった。


『あれ…いない…。』



一体、どこ行っちゃったんだろ―。


鞄はあるのに…。






私が教室を後にしようとした時、


『もしかして、陸探してる?』


いきなり後ろから、
話し掛けられた。