肩に力が入って痛い…。 自由に動けない…。 『…ごめんなさい…。でも、本当に私は抱きしめたりするつもりとかなくて…『…はぁ。』 陸は、私の必死な弁解にため息を付いた。 『カレンさ、あいつの事好きなんだろ?』 『なに言ってんの…違っ…』 『じゃあ、俺が好きだ。って言ってみろよ?』 あ……。 私が一番…陸に求めていたもの…。 陸は、私にそう言ってくれないの? 私は、体育館での女子の会話…マネージャーの存在を思い出してしまった。