り………陸が… 怒ってる…―。 顔を見なくても分かる…。 後ろを振り向けない… 考えただけでも、 恐ろしくて振り向けない…。 『り…陸…。』 陸は、無理矢理に 私を引っ張った…―。 『おい、行くぞ。』 ―――…… 私は、後ろを振り向きながらも侠太が私達を悔しそうに見えるように見えた…。 ―――…ごめん… でも、侠太…。 ありがとう…。