『人の彼女に手ェ、出すのやめてくんない…―?』


――――……


そこには、紛れも無く
私の彼氏…―


陸が立っていた。




『り…陸…。』




陸は、私達の方に
やって来て私と侠太の間を無理矢理突き放した。



――――――――…ドンッ




『い…って。』



陸に押された衝動で、
侠太は思いっ切り
倒れてしまった。





『き…侠太『わりぃけど、』




『こいつに手ェ、出すんじゃねぇよ。』