女子の一つ一つの
会話が、私の胸を打つ…。


分かってたけど、
直接言われるときつぃな…。



『てか!杉原君って、川合愛理と付き合ってんじゃないの?!』


『あ、私もそうだと思ってた!』


一斉に色んな女子が、
同意した。



私は、その会話に聞き耳を立てずにはいられなかった。


え…。誰……?

川合 愛理……?

陸と付き合ってる…―?!

ちょっと、待って。


陸と付き合ってるのは、
私でしょ…―!?


―――…

『あぁ、あの、マネージャーでしょ?!』



私は、聞き耳を立てた会話を聞いて、とっさにバスケ部のマネージャーを見た。