だけど―…、


私にはそんな事を考えている余裕はなく…



今の陸の行為が、私は応援席の全ての女子の視線を浴びる事になった。



うぅ…。
視線が痛いよっ…。




『誰、あれ』

う…。

『あれ、あれでしょ?一応、杉原君の彼女の、』


一応では…ないんですけど…。



『え〜ありえない。めっちゃ、普通じゃん。』



う…。確かに
普通女子だけど……。