ドS王子様にご用心。




―――――…………



―――ワッー――ワ…―
……―――
――――キャア――キャア―…





体育館は、いつもと全く違う人と歓声に溢れ返って居た。


溢れるような、人の数―…そのほとんどの人数が女子だった…。



『すっ…凄い…。これ、全員…陸の応援…?』


改めて、彼の人気ぶりに私は呆気に取られた。
凄い…。練習試合で…こんなにも沢山の人の数…。





そんな人気者の彼女は…私……。



『……はぁ、』


私は、小さくため息を付いた。