………………

俺は、どうしたら
良いのか分からない…


―――――――ポンッ

『おい、陸。観客席の隅っこの髪の長い女子、試合中に見てみな。』


いきなり肩を叩かれ、
俺にケントはそう言った。


『……は?…』


俺に、
女子を見ろ…って…?

ふざけてんのか…?


『まぁ、とにかく見ろよ。』


そう言ってケントは、
コートに出て行った。



あいつ…一体何なんだ…?