行っちゃう…。
陸が…私の大好きな人が…。


『陸っ!!!』


私は、精一杯の声を
張り上げた―。





―――――――……バタンッ




だけど、私の声に反応して陸が振り向く事は無く、
陸は、屋上を後にして行った。