「……こないで」
距離はゼロ。
「この近くに死体が出た。
その死体は、血が抜き取られていた。
全部だ。
目撃者の証言によると、赤い目の女の子が犯人。
死体は、彼女と一緒にホテルから出てきたメタボの男だった」
あげはの赤い目が揺れる。
何で知っているんだと言うように。
「職業柄、とでも言っておこうか。
でも、お前にも答えてもらいたいことが2つある」
人差し指をあげはの前に出す。
距離はゼロ。
「この近くに死体が出た。
その死体は、血が抜き取られていた。
全部だ。
目撃者の証言によると、赤い目の女の子が犯人。
死体は、彼女と一緒にホテルから出てきたメタボの男だった」
あげはの赤い目が揺れる。
何で知っているんだと言うように。
「職業柄、とでも言っておこうか。
でも、お前にも答えてもらいたいことが2つある」
人差し指をあげはの前に出す。



