ポイズン

「あー、もうマジ飲んだ」

空はすっかり真っ黒。

後半はすっかり酔いつぶれた秋風さんの介抱だった。

事務所のソファーに秋風さんを寝かせた後、置き手紙だけ置いて事務所から家路に急いでいるところだった。

やっとついた事務所兼我が家。

「あれ?」

灯りはついていない。

あいつ…もう寝たのか?

時間も時間だし。

それとも、まさか…。

メタボオヤジとランデブーなんて思ったけど、それも違うかも知れない。

確信はできないけど、何だかそう思った。