鏡ーあたしの消えた記憶ー




「図書委員だろ?



「すみませーん。」



ちらりと名札をみると
伊集院薫とかいてあった。



………いいいじゅういん?




あの伊集院さん?




「どうした固まって?」



「本物の伊集院さん……」



「変なの。本物も偽物も
ないぞ俺は。」


「そうですよねー……」



「今日はどうしたんだ…」



そんなことをつぶやいてた
ことは私の耳にははいっていなかった。