鏡ーあたしの消えた記憶ー




「ねぇ……桃。」



「なに?」


「なにか隠してる?」


「なにも。」



「嘘よ!!」


「嘘じゃない。」


「私きいたの。
お母さんとお父さんが
桃ちゃんにも伝えといたって
いってたの。」



「え……?」



桃はあきらめたような
顔をした。



「ごめん。まゆ。

私頼まれたんだ。」


「なにを……?」



「真弓のなくした
記憶のこと。」




わたしのなくした
きおく…………?