「ねぇ、航から女物の香水の匂いがするんだけど。。。」
「は???お前にかんけいねぇだろ。」

な、!!!!!

「あー、そうですか!!!!そうだよね!!!赤の他人の護衛なんてごめんだよね!!!私から頼んだ訳じゃないのに!!!なんでコンナメニあわなきゃなんないの。。。」
「そこまで、いってねぇだろ?!?!」
「そう言ってるのと同じだよ!!!!わ、私、ほんとは女子校でどうすればいいかもわかんない男子校に連れてこられて。。。怖いんだよ!!!!!」


そう言って航の手を振り払うと、走った。


「馬鹿っ!!!」

嵐と一葉が追いかけてくる。
理央と唯は戸惑ってる。

「待ってよ、那智!!!!!」
「やだ。。。!!!離して、嵐!!!」

私の顔は涙でぐちゃぐちゃで、見せたくなかった。


「那智聞いて??俺らは今までに一回会ってるんだよ。」
「みんなに…????」
「うん。ある公園で。」

そんなの嘘だよ。。。


「わ、航はなんであんなに冷たいの???私があったことのない赤の他人だから…!!!!」
「違うよ。なぁ、一葉。これ話していいかな。」
「話したいのなら。」


それから、私はみんなの昔の話にタイムスリップしたかのように、聞き入った。


みんなの、辛い過去の恋。。。