さて、どうしよう。
こんな状態で取り残されてもなあ・・・と溜息を吐きつつ、とりあえず身を起こしてベッドの上で伸びをする。
やわらかな肌触りのパジャマは大きめで、上品な淡いブルー。
かるく頭を振ると思わず呻き声が漏れる。
鈍い痛みがしっかりと頭を押さえつけていた。
昨日はじめて飲んだアルコールが存在を主張しているせいばかりでなく、もうひとつの痛みが常に中心に居座り続けている。
強く頭を振って時計を見やると五時過ぎで、カーテンの外は夕暮れらしかった。
これから出勤ってことはやっぱ普通のOLさんじゃないよなー、なんか変なひとだし早いとこ逃げださなきゃとか考えながら、だらだらとベッドを降りて青の寝室を出た。
