まだまだ暑い中の授業をうんざりしながらすごした後、いつものようにダッシュでちーちゃんのマンションに向かった。
なんの予感もなく、どちらかといえば、昨日の電話のためにまだ残る幸福感に包まれていた。
チャイムを押しても応答はなく、玄関の鍵はかかっていなかった。
「ちーちゃーん、寝てるの? 物騒だから鍵ちゃんとかけたほうがいいよー」
あたしは笑いながら部屋に上がった。
ずっと冷房がかけっぱなしだった室内は冷えすぎて寒いくらいで、バスルームの開いたドアからシャワーの水音が漏れていた。
水のない浴槽に身体をまるめて横たわったちーちゃんは、氷のように冷たく、輝くように美しかった。
あたしは悲鳴をあげ、その後のことはほとんど覚えていない。
なんの予感もなく、どちらかといえば、昨日の電話のためにまだ残る幸福感に包まれていた。
チャイムを押しても応答はなく、玄関の鍵はかかっていなかった。
「ちーちゃーん、寝てるの? 物騒だから鍵ちゃんとかけたほうがいいよー」
あたしは笑いながら部屋に上がった。
ずっと冷房がかけっぱなしだった室内は冷えすぎて寒いくらいで、バスルームの開いたドアからシャワーの水音が漏れていた。
水のない浴槽に身体をまるめて横たわったちーちゃんは、氷のように冷たく、輝くように美しかった。
あたしは悲鳴をあげ、その後のことはほとんど覚えていない。
