ゴースト ――あたしの中の、良からぬ……

「7回目だって?」

「……うん」

「これまでは、意識がない間何してたの?」

「……知らない」

「……」


あたしの断固とした口調に、克巳は黙ってしまった。


克巳はしばらく何か考え込むように黙っていたけど、ふと立ち上がった。


「……ちょっと待っててね」

「……うん」


すぐにトレイにお茶とお菓子を乗せて戻って来る。


「食べる?」

「……ありがと」


あたしはおせんべいに手を伸ばした。

克巳はクッキーをつまみながら、ためらいがちに切り出した。


「……あのさ」

「うん」