「あらあら」

シルフィアがデジカメを構える。

「目の保養になるわぁ」

シャッターを切ると、デジカメの画面に写ったのは渉の自然な笑顔。

「うーん、やっぱり美少年わたるんの笑顔はホッコリするわねぇ、おぶさりっ子ちゃんのへヴンズオパーイと甲乙付け難いわねぇ」

「ホントだ、貴重な写真ですねぇ」

虹華がデジカメを覗き込む。

「可愛らしい笑顔じゃないですか、シルフィア先生、僕にも後で焼き増しして下さい」

奥方が言う。

「よ、止して下さいよ、シルフィア先生も奥方先生も…」

照れて赤面するわたるん。