さて、これでまた夏祭りを楽しむ事ができる。

「渉君、家の人にお土産買って帰るんだったっけ?」

「ええ、まぁ…」

拓斗の言葉に頷く渉。

とはいえ、こういう夏祭りというのはそう来た経験がなく、土産といっても何を買っていいものやら…。

「とりあえずお面は買ったんですね」

虹華が言う。

「え?」

お面?

キョトンとする渉の傍らには。

d(`・ω・´)

顔文字お面と狐のお面…。