天神学園高等部の奇怪な面々29

事実、拓斗の攻撃を受けた不良達は。

「いぃってぇええぇっ!」

眉間に、頬に、顎に、まるで突き刺されるような激痛を感じてのた打ち回った。

「あっ、あっ、すみません!ごめんなさい!」

寧ろうろたえるのは拓斗の方。

「お怪我ないですか?ごめんなさい、つい反射的に打っちゃって…急所には当てていないつもりなんですが…」