平日はよく夕方にINをしているからかなりの頻度で話すことができた。

「れん君は水族館とか好き??」
「ああ、楽しいよね。サンシャインとか狭いけど面白いよね。」
「わかるー!サンシャインは水族館もいいけどプラネタも面白いよね!」
「まじで?プラネタって行っても寝ちゃうんだよねえ」
「あはは、男の子はそうなのかなぁ?」
「どうかな、女の子でも寝る子は寝ちゃうかもよ?」
「やだなぁ、私は寝ないよ?」
「あはは、そうだね。寝なさそうだ(笑)」
「どういう意味ー!?」

俺は、どんどん彼女に惹かれていった。
気がつけば自分を制御するのが大変になっていたのだ。

「めいちゃんは、好きな子とかいないの?」

ある日突然聞いた一言。
その一言でめいちゃんは少し沈んだようにチャットを打ち込む。

「残念ながら・・でもね!私は寂しくないし、今のままでもいいんだぁ。」

彼女と現実にその話をしていたら彼女はおそらく悲しそうな笑顔で笑って言っていただろうと勝手に想像して勝手に一人で落ち込む。

「なんか・・気に障る質問しちゃったかな・・ごめんね?」
「ううん、いいのいいの。気にしないで!」
「うん・・。」

俺は、そんな彼女の明るさに更に惹かれていく。