静かだった部屋が、空のせいで五月蠅くなる。 冷房が効いてるというのに、とても暑く感じるのは空のせいだ。 僕はまたクルリと90°椅子を回転させる。 期待を持ってる空は、少しにニヤつく。 「五月蠅いんだよ。小5のくせに我が儘言ってさ。バカじゃない」 僕は冷たく言い放つと、空は泣きそうな顔をした。 ガッカリして、シュンと元気をなくす。 そんな空を見て僕は大きな溜め息を零す。 このまま帰れと言いたいとこだが…後々面倒だし…。