「空ってね「くだらない」」 「え…?」 「夢見るのもいい加減にしろよ」 僕は空が話す前に、言葉を発した。 空は僕を呆然と見る。 思ったことをバンバン言い続けた。 次第に空は俯き震え出す。 そして…『空』も。 なかった雲が沢山集まってきて、今にも雨が降りそうな感じ。 「…夜の為なのに」 「は?僕は外に出るのは嫌いだって前にも…」 「夜の為なのに!!」 ―ピカーンッ 空が声を張り上げて怒鳴ると、『空』から雷が落ちた。 タイミングがよすぎる程に。