君の大好きが聞きたい

 
 
「どうかした?」
 
 
「あ、いえ、すいません」
 
 
「謝らないでよ~」
 
 
福井さんはニコッと笑うと店員さんを呼んだ
 
 
福井さんと同い年位と思われる若い男の人がやってきた
 
 
「よー!福井!休みなのに仕事場来るとかどんだけだよ」

 
すごい慣れた口調だ
 
 
と、店員の人が私に気づく
 
 
「え!?おまっ福井!お前いつの間に彼女なんか!」
 
 
彼女?
へ?
ぇえ!?
 
 
 
「そんなんじゃないよ、まーいろいろあんだよ」
 
 
良かった
福井さんちゃんと否定してくれた
 
 
「あ、結花ちゃん。こいつは俺の同僚のタケ、ここの店のオーナーの息子で同い年なんだ」
 
 
「あ…はぃ…」
 
 
「よろしくな?結花ちゃん」
 
 
私はタケさんに小さく会釈した
 
 
宜しくって言われてもこれから関わることとかないのに…
 
  
 
「福井の友達ならサービスしとくぜ」
 
 
そう言いしばらくしてから頼んでもいないミルクティを出された
 
 
タケさんはサービスと言い笑いながら店の奥へと戻っていった
 
  
 
「タケさん優しいんですね…」
 
 
「まー、俺の友達だからね」

 
いつの間にか私も笑顔になっていた
 
 
 
…って!
なんで私こんなにくつろいでるの?
参考書忘れてた…
 
 
「あのー…」
 
 
「ん?」
 
 
「参考書なんですけど…」