君の大好きが聞きたい



人と待ち合わせをするのも初めてで、とりあえずいつもの格好としてグレーの上下スウェットに携帯と財布を持って家を出た

本屋はカフェの道路を挟んだ正面にある

久しぶりの外出に少し気分がいい

本屋につき入り口の前にいると1台の車が入ってきた

その車は私の前に止まった


ガチャ


中からは福井さんが出てきた

「やー!久しぶり」

清潔そうな格好をした福井さんは笑顔で私に手を振った


私は陽気に現れた福井さんに戸惑いながらもゆっくりと会釈した

「…車持ってたんですね」

「今年の3月に高校卒業したからやっと免許とったんだ」

…って事は年上
同い年位かと思ってた

「あの…参考書だ…い」

私が言いかけた時それを福井さんが遮った

「お腹すいちゃった!お昼ご飯食べに行こう?」
 
ッッ!!

途端にグイッと体が引っ張られる
 
あっという間に私の体はカフェにあった

「ちょっ…福井さん?」
 
「初月給なんだ。おごらせてよ?」

そういうと福井さんは私を椅子に座らせた