「『嫌い』って‥‥言ったのは‥‥
自分の事だよ‥‥」
「自分?自分の事、嫌いっつったの?」
「うん‥‥
って、あたし、変な人だよね!
ごめん!気にしないで!
じゃあそろそろ、授業戻るか!
ばいばい、穂高くん!」
無理やりテンション上げてんの‥‥
バレバレだし。
でもあいつ‥‥逃げなかったな。
俺見ても。
お前は、ドアの所で立ち止まると、こっちの方へ振り向いた。
「穂高くんって‥‥好きな人、いる?」
「んぁ?‥‥いや、別に」
「そっか。
いきなりごめんね!」
お前は、
ニコッと笑って、
ストレート茶髪をなびかせて、
ドアの向こうへ出て行った。
自分の事だよ‥‥」
「自分?自分の事、嫌いっつったの?」
「うん‥‥
って、あたし、変な人だよね!
ごめん!気にしないで!
じゃあそろそろ、授業戻るか!
ばいばい、穂高くん!」
無理やりテンション上げてんの‥‥
バレバレだし。
でもあいつ‥‥逃げなかったな。
俺見ても。
お前は、ドアの所で立ち止まると、こっちの方へ振り向いた。
「穂高くんって‥‥好きな人、いる?」
「んぁ?‥‥いや、別に」
「そっか。
いきなりごめんね!」
お前は、
ニコッと笑って、
ストレート茶髪をなびかせて、
ドアの向こうへ出て行った。

