「あたしの名前、知って‥‥?」

「ん?あぁ、うん」

「なんか、嬉しいな///」

「ってゆーか琴ちゃん、
 俺の事『生弥くん』て呼んでなかった?」

「えっえっ!?
 なんで知って‥‥」

「昨日、河原で話してたでしょ?
 ごめんけど、聞いちゃった」

「‥‥じゃあ‥‥
 あたしの気持ち‥‥
 知ってるよね‥‥?」



琴ちゃんは俺に2歩近づく。

俺は、


琴ちゃんの手を引く。



「うん、知ってる」



琴ちゃんの腰に手を回し、

唇を重ねた。